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この記事の要点

  • Game*SparkとCNET Japanの2026年11月4日付記事は、ValveがSteamのリリース前レビュー手続きを更新し、審査提出前にSteam経由で5分以上プレイすることを必須化したと報じています。
  • 目標は3〜5営業日だった審査が最大12営業日まで伸びており、再審査の多発を減らすためDirectX確認やクラウドセーブ検証、スクリーンショット分類も追加されています。
  • 国内報道は生成AI専用の入口規制ではない一方、10月新作の開示急増やitch.ioの対応と並ぶ「審査リソース逼迫」の文脈で読まれています。

国内報道:再審査を減らすチェックリスト

Valveは11月4日、Steamworks向けに「リリース前のレビュープロセスに関するアップデート」を公開しました。Game*Sparkは、ここ数か月でストアページとビルドの審査申請が増え、通常3〜5営業日の目標に対し現在は最大12営業日かかると説明しています。遅延の主因は初回で通らず戻される再審査の多さとされ、開発者が提出前に基本不具合を潰せるようチェックリストを強化した点が中心です。

新要件には、Steamの緑のPlayから5分以上起動した記録(原則過去7日以内、古いビルドは最終アップロード以降)、DirectXやVisual C++などの再頒布パッケージ指定、実績設定の自動チェック、Steamクラウドへの保存確認、ゲームプレイカテゴリのスクリーンショット5枚以上が含まれます。CNET Japanも、実行ファイル直起動では通ってもSteamインストール経路で落ちる事例を避ける狙いと整理しています。なおコンセプトアートやシネマティック画像は正しいカテゴリ付けなら掲載可能となり、2016年からのスクリーンショット厳格化の一部が緩和されたとGame*Sparkは見ています。

海外報道:量産投稿と審査列の重なり

Valve自身は今回の変更を生成AI作品への直接対策とは述べていません。Game*Sparkも同趣旨で、開発者側の確認不足を減らす改善だと位置づけています。一方、GameSpotやEngadgetなど11月4日付の海外報道は、基本動作チェックに落ちる低品質ビルドの再提出が審査列を詰まらせ、Next Fest以降も量産型投稿が続く文脈と結びつけて報じています。10月新作の約半数がAI開示だった統計や、itch.ioのNo AIフィルター・大規模削除とも時間軸が重なり、日本の読者にも「正規インディーの発売日ずれ」とセットで見えやすい局面です。

日本との比較

日本からSteamで出す個人・小規模チームにとって、審査待ちは物理的な発売リスクです。国内記事が触れた2 Left ThumbsのWheel Make It遅延のように、外部要因で待ちが伸びると広報サイクルごとぶっこ抜けます。Valveは低品質作品への対応を検討しつつ参入制限より購入体験改善を優先する姿勢も示しており、日本側では開示義務を守りつつ、Steam経由プレイ検証をリリース直前の社内QAに組み込む動きが現実的です。Mod公開でAI開示義務化を進めるNexus Modsの動きとも、ストア外UGFで「申告とフィルター」を揃える流れが並行しています。

出典