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この記事の要点
- IndieGamesJp.dev(2026年11月3日)は、itch.ioが生成AI利用の申告タグを検索結果などに広げ、あわせて低品質なAI作品を数テラバイト分削除したと報じています。
- 公式Bluesky(2026年11月2〜3日)は、検索で「No AI」を選べるほか、テーブルトップ・書籍・漫画・サウンドトラックでもAI開示を必須化したと説明しています。
- フィルターは開発者の自己申告が前提で未申告作品は除外できず、Steamには公式のAI一括除外機能がない点も国内報道が対比しています。
海外事例:削除と検索フィルターの同時強化
itch.ioは2026年11月2日のBluesky投稿で「Just deleted a couple terabytes of ai slop」と述べ、続く投稿では大容量の最適化不足な生成物の乱投を戒め、2年以上前からのAIスパム条項を再掲しました。11月3日付の投稿では、生成AI開示フィルターを「検索結果ページなど、これまで致命的に欠けていた場所」へ追加すると明言し、スクリーンショットで「No AI」タグによる絞り込み例を示しています。
クリエイター向け品質ガイドラインは、人の手による編集がほぼない自動生成ページの量産をスパムとみなし、閲覧・検索から外すとしています。生成AIの定義は大規模データセット由来の文章・画像・音楽生成に限り、従来型の経路探索や手続き生成は開示不要と整理されています。11月初旬の別投稿では、1日あたりの新規ゲームページ数が2カ月で倍増した一方、ダウンロードと購入は倍増していないグラフも公開され、初回アップロード者の増加が主因だと説明しています。
国内報道:申告ベースの限界とストア比較
IndieGamesJp.devは、開発者が申告すると画像・音声・テキスト・コード別タグが付く仕組みのうえ、検索でAI利用作品を除外したり「No AI」で明示的な非利用作品に絞ったりできると整理しています。ただし未申告作品はフィルター対象外で、「No AI」検索でも未回答ページは表示されないため、完全なAIフリー一覧にはならないと注意しています。
同記事は、DLsiteが販売時の生成AI申請を必須とし、ユーザーがAI生成作品を検索から除外できる点を国内の対比例として挙げています。Steamは体験コンテンツへの生成AI利用を申告させる一方、申告作品を一括除外する公式フィルターはなく、ValveのTom Giardino氏が開発者イベントで門番役を避ける姿勢を示したことも再掲されています。10月のNext Fest混雑や2 Left Thumbsの『Wheel Make It』発売遅延報告と並べ、itch.ioの対応をSteam側にも参考にすべきだという開発者の声が紹介されています。
日本との比較
日本の読者にとっては、Steam新作のAI開示が約半数まで伸びた流れのなか、配信サイトごとに「申告義務」と「ユーザーが探しやすい除外UI」がどこまで揃うかが実務的な論点です。DLsite型の販売前申請と検索除外は、itch.ioの開示フォーム+No AIタグに近い方向性を示しますが、ゲーム本体ページは依然として開示必須カテゴリに含まれないため、日本のインディー開発者も未申告作品とのすれ違いを前提に設計する必要があります。『PUKEY GODDESS SHOT TRICK』の試遊縮小のように模倣懸念で公開前防衛を強める事例と並べ、ストア側のフィルター整備と開発者側の公開タイミング調整が同時に迫る局面と読めます。
