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この記事の要点

  • 韓国のBlablah Gamesは2026年9月27日、IndieDBで『Grimoire of Hecate : Tower of Starlight』の更新無料デモ紹介を掲載し、生成AIの利用範囲を章立てで説明しました。
  • 開発者はコード、グラフィック素材、英語・韓国語以外のローカライズにAI支援を使い、ピクセル背景はAIで下絵を作った後Asepriteで手直ししたと記しています。
  • SteamのAI生成コンテンツ開示では、事前生成のビジュアル・テキスト・翻訳とコード支援に限定し、プレイ中のライブ生成は行わないと明記しています。

海外事例:スペル合成ローグライトと工程の透明性

『Grimoire of Hecate : Tower of Starlight』は、魔女レイが星明かりの塔を登り、スペルカードを素材として合成するストーリー付きターン制ローグライトです。Act 3ボスまで遊べるWindows向けSteamデモが無料配信され、Q4 2026発売予定の本編開発が進行中です。

Blablah GamesのIndieDB投稿(9月27日)では、Steam Next Fest前にデモの内容と、生成AIをどこで使ったかを詳述しています。コーディングとグラフィック制作のほか、日本語・簡体中国語・フランス語・スペイン語のローカライズはAI支援で作成し、英語と韓国語は開発者自身が確認したと説明。背景ではAIでアウトラインと陰影のピクセル風下絵を生成し、実画面サイズでAseprite調整したと記載されています。itch.ioの開発ログでも、Codexによる多言語化支援に言及しています。

Steamストアの開示文は、開発中に生成AIで事前素材・テキスト・ローカライズ・コードを補助し、採用素材は開発者がレビューと編集したと整理。ゲームプレイ中のライブ生成は使わないと明記しており、『Agents Please』や『Stall Quest』と同系の「焼き込み+工程開示」型です。

日本との比較:ソロ開発の説明と国内の開示文化

日本では、レベルファイブの発表会映像謝罪(9月13日記事)や『Rivage』のプロトタイプのみ開示(9月23日記事)など、試作段階のAIでも説明の粒度が問われる流れが続いています。Steamは2026年1月に、完成品に触れない開発効率化ツールは開示不要と線引きしましたが、プレイヤー向けアセットにAIが関わる場合は引き続き申告が求められます。

韓国の一人開発がIndieDBとSteamの両方で工程を書く例は、国内インディーが日本語ストアページで「どの工程にAIを使い、何を人手で直したか」を示す際の参考になります。配信介入ホラー『つみみじかん』のFinal Demo一般公開(9月28日)のように当日リリースが並ぶ日でも、生成AIそのものが体験の核でない作品は、開示の丁寧さが差別化要因になり得ます。

出典