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この記事の要点

  • SFパズルアドベンチャー『Rivage』が2026年9月22日にPC(Steam)ほかで発売されました。
  • SteamのAI生成コンテンツ開示では、早期ビジュアル試作に生成AIを使ったが、プロトタイプ素材はすべてアーティスト制作に置き換えたと説明しています。
  • 発売版にAI生成コンテンツは含まれないと明記。開発初期の研究・反復用途と、プレイヤーが触れる完成素材を切り分けた開示です。

海外事例:タイムループ謎解きとSteam開示

カナダのExnilo Studioが開発、Raw Furyがパブリッシュする『Rivage』は、宇宙ステーションA.R.E.S.で目覚めた科学者ミランダが、時間現象に閉じ込められた乗組員の行方を追う一人称SFパズルです。重力や磁力、データをループ間で持ち越す「K9」など、Portal系の高概念パズルとして9月22日にSteam、PlayStation 5、Xbox向けにリリースされました。

Steamストアの「AI Generated Content Disclosure」では、生成AIツールは早期プロトタイプ段階のビジュアル反復と研究を加速するために使われたと記載されています。プロトタイプで作られたAI生成素材はすべてオリジナルの手作りコンテンツに置き換えられ、ゲーム内にAI生成コンテンツは存在しないと説明しています。体験そのものは人の手によるアートとデザインが中心で、開示は制作工程の透明性に焦点が置かれています。

日本との比較:プロトタイプ開示と国内の反応

日本では、レベルファイブの発表会映像での生成AI使用謝罪(9月13日記事)や、今村拓也氏がAI試作3Dシューターを公開して物議を醸した事例(9月14日記事)など、「イベントや試作段階のAI」でも信頼が揺れる文脈が続いています。Steamは2026年1月の方針更新で、完成品にAI生成コンテンツが無い限り、試作のみの利用は開示不要と整理した一方、『Rivage』は任意で開示しています。

国内の発売ゲームでは、KIB Games『Agents Please』のように焼き込みAIを工程別に書く例や、Defiosのように生成を体験の核に置く例が並立します。『Rivage』は第三の型として、プレイヤー向け素材は人手のみとしつつ試作AIを説明する姿勢を示しました。日本のインディーや中規模スタジオがSteam日本語ページで同様の線引きをどう書くか、今後の参考になる事例です。

出典