広告: 本記事には紹介リンクを含みます。

この記事の要点

  • ファミ通.comの2026年11月7日16時42分更新記事は、ファミ通40周年フェス『桜井政博のゲームについて思うこと』記念ステージで、桜井政博氏が現時点で生成AIを使っていないと説明したと報じています。
  • 同記事では、グラフィック利用について「信用を得られていない」「どこかへの搾取になってはいけない」と述べた一方、業界全体では開発負荷の大きさから使わない姿勢だけに固執すると遅れる恐れも示したとされています。
  • 桜井氏は「なにもしないのもまずかろう」としつつ、どこでどう使うかは複雑で断言できないため「スローペースな付き合いかた」と語ったとファミ通が伝えています。

国内事例:企画者としての線引き

ファミ通の報道によると、桜井氏はアイデア出しの壁打ちにも生成AIを使っておらず、最近手がけた『カービィのエアライダー』にも導入していないと説明しました。グラフィック面では自陣で考えた方が今は良い作品になる、という判断を示しつつ、何百万本売っても赤字になるタイトルがあるなど、制作コストの構造変化を理由に業界水準だけ見据える必要があるとも述べたとされています。公開イベントでの発言は、個人の制作哲学にとどまらず、新作の素材開示やファンとの信頼をどう積み上げるかという国内の実務論点に直結します。

海外事例と日本の大手ポリシー

英語版統合報告書2026(11月2日公開)では、セガサミーが創作部分への生成AI直接利用をCEO方針として明示し、支援業務では国内社員の利用率が高い一方、著作権確認付きガイドラインで運用すると整理されています。海外の業界メディアでも、コンソールやPC向けでは生成素材を表に出すと嫌悪されやすい一方、開発速度には効くという現場感覚が共有されるとされ、プラットフォームの開示義務やitch.ioの「No AI」検索といった日本の最近の話題は、桜井氏が示した「搾取」懸念や信頼の話と同じ土俵で読まれます。大手は創作と効率化を分け、個人の巨匠は公開場で慎重論を語る——この二層が、今後の日本発タイトルの説明責任の基準になりつつあります。

出典